【芸能】小池栄子、ドラマやMCで引っ張りだこの“安心感” “威圧系”タレントからの進化

【芸能】小池栄子、ドラマやMCで引っ張りだこの“安心感” “威圧系”タレントからの進化

【芸能】小池栄子、ドラマやMCで引っ張りだこの“安心感” “威圧系”タレントからの進化

 俳優の坂口健太郎さんと杏さんがダブル主演を務めるフジテレビ系“月9”ドラマ「競争の番人」(毎週月曜 午後9時)で“月9”初出演を果たした俳優の小池栄子さん(41)。放送中のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」では、17年ぶりの大河出演となるなど、改めて世間の注目を集めている俳優の一人です。俳優、タレント、MCとマルチに活動する、小池さんの魅力に迫ります。

グラビアアイドルから俳優へ 視聴者を圧倒する“存在感

 小池さんは、グラビアアイドルとして芸能活動をスタートしました。2020年に放送されたバラエティー番組「ダウンタウンなう」(フジテレビ系)に出演した際に、当時の状況について「“癒やし系”が全盛の中、私は“威圧系”って言われて全然需要がなかった」と振り返っていました。しかし、自身のグラマラスなボディーラインと目力の強さを逆手に取り、強い女性像を打ち出し、ブレークを果たしました。

 圧倒されるほどの存在感は俳優業にも生かされています。2003年公開の映画「2LDK」(堤幸彦監督)では、同居人とささいな言い合いから殺害に発展していくグラビアアイドルを演じ、数々の賞を受賞した2008年公開の映画「接吻(せっぷん)」(万田邦敏監督)では、テレビニュースで知った猟奇殺人犯に恋い焦がれるOLの、心に巣食う狂気を見事に演技で出しきるなど、表現力を磨いてきました。

 なかでも、2011年公開の人気映画「八日目の蝉」での演技を忘れられない人は、多いのではないでしょうか。同作は角田光代さんの同名小説を映画化したヒューマンサスペンスで、不倫相手の赤ん坊を誘拐した女性・希和子(永作博美さん)の逃亡劇と、その赤ん坊が成長し、自身もまた妻子ある男性との関係に足を踏み入れた恵理菜(井上真央さん)の葛藤を描きました。

 小池さんは、恵理菜の前に突然現れるフリーライターの安藤千草役で出演。実は千草は、希和子が逃亡期間中に身を寄せた、女性の駆け込み寺的存在の宗教施設で恵理菜とともに育った女性だったのです。千草と恵理菜は過去を振り返っていくのですが、小池さんが漂わせる奇妙なオーラがとにかくすごいとしか言いようがありませんでした。特に印象に残っているのは、2人が焼きそばを一緒に食べるシーン。猫背で一心不乱に焼きそばをむさぼる姿や、恵理菜の顔色をうかがいながら自分の過去を明かすぎごちない口調のすべてが、彼女の育ってきた複雑な環境を想起させるような“深みのある演技”でひと際、存在感を放ちました。

 同作での演技が評価され、小池さんは「第35回日本アカデミー賞」で優秀助演女優賞、「第85回キネマ旬報ベスト・テン」で助演女優賞を受賞。思えば、小池さんの名脇役としてのキャリアはここで約束されたも、同然だったかもしれません。

威圧系タレントから安心感のある名脇役への進化

 脇役は脇役でも“主役を食ってやる!”と言わんばかりの重厚感ある演技が小池さんの魅力。ドラマでいえば、「母になる」(日本テレビ系2017年)で演じた、誘拐された主人公子どもを数年間、実子として育てた門倉麻子役も挙げられます。妻になれ、母になれという世間からの重圧に耐えかね、罪を犯した麻子の悲しみと、子どもを育てることで芽生えた深い愛情をにじませる名演が心に残りました。

 また「美食探偵 明智五郎」(同系、2020年)では、自身を「マグダラのマリア」と名乗る美しき連続殺人鬼を恐ろしいほどの魅力で体現しました。同作の原作となった東村アキコさんの原作ファンからも「小池栄子さんにしか演じられなかった」という声が相次ぐほどでした。

 そんな小池さんが40代に突入し、名脇役としての地位をさらに強固なものとせんばかりの活躍を見せています。「鎌倉殿の13人」では、鎌倉幕府を開いた源頼朝大泉洋さん)の妻、北条政子を熱演。序盤は頼朝に恋焦がれる乙女の姿がそこにありました。しかし、妻の座を得てからは頼朝の愛人だった八重(新垣結衣さん)に対する嫉妬の炎をたぎらせ、頼朝にも物おじせず意見する強さを宿していきます。それでもどこかチャーミングな一面があり、小池さんが演じたことで「日本三大悪女」の一人とされた政子のイメージが変わったという人も多いのではないでしょうか。

 そして「競争の番人」では、元刑事の主人公・白熊楓(杏さん)が所属する公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の主査・桃園千代子を演じています。仕事のできそうな強い女性を頭に思い浮かべるかもしれませんが、千代子もまたどこか親しみを感じさせる女性。頼り甲斐があり、厳しい一面もありながら不思議と威圧感はありません。かつて“威圧系”をと言われていた小池さんですが、さまざまなキャリアを積み上げていくなかで、そこにいるだけで“安心感を持てる存在”へと魅力の幅を広げてきたのです。

 それは、トーク番組などでのMCとしての小池さんも同じ。経済情報番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)では、作家・村上龍さんとゲストの高度な知識を必要とする難しい話題を、視聴者目線で質問を投げかけながら緩和していく役割を担っています。また、「クレイジジャーニー」(TBS系)や「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系)といったバラエティー番組で、「ダウンタウン」の松本人志さん、「バナナマン」の設楽統さん、東野幸治さんらを相手にしていても、飾らない姿勢を崩さず、同時に頭の回転の速さで番組をまとめる“名司会者っぷり”も見せています。

 これからもドラマバラエティー番組などで、出演者やスタッフから必要とされる“名脇役”としてだけではなく、視聴者を魅了し続ける、さらなる活躍に期待が高まります。

ライター 苫とり子

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小池栄子さん(2021年1月、時事通信フォト)

(出典 news.nicovideo.jp)

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