【芸能】ケイト・モス、モデルを始めた10代の撮影現場を回想「ブラのカタログではひどい経験をした」
元祖スーパーモデルのケイト・モス(48)が、キャリアを始めた10代の頃の写真撮影現場を振り返った。ケイトは男性カメラマンからセクハラ被害に遭いそうになったことや、不安を乗り越えるために精神安定剤を処方されたことなどを明かした。
ケイト・モスが英BBC Radio 4の番組『Desert Island Discs』にゲスト出演し、モデルとして活動し始めた10代の頃の撮影裏話を告白した。
英ロンドンで生まれ育ったケイトは1988年、14歳の時にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港でモデルエージェンシー「ストーム」の創始者サラ・ドゥーカス氏にスカウトされ、キャリアをスタートした。
現地時間24日放送の番組でケイトは「ブラのカタログに関しては、ひどい経験があるの」と述べ、過去にブラジャーのカタログのために自分を撮影したいという男性に会ったことを明かした。
ケイトは「私はまだ15歳くらいだったと思う。その男性が『上着を脱いで』と言うので、私はそうしたわ。あの頃、自分の体に対してはとてもシャイだったのよ」と言い、こう続けた。
「その男性は次に『ブラジャーを取って』と言ったのよ。私は何かがおかしいと感じたから、荷物を持って逃げたわ。それで直感が研ぎ澄まされたんだと思う。間違ったことは、1マイル先でも分かるのよ。」
当時のケイトは地図を片手に1人でロンドン中を移動して、一日に最大8件の仕事をこなしていたという。
16歳の時には、伝説の英写真家として知られる故コリン・デイと英誌『The Face』の表紙撮影のため、ビーチで写真撮影を行った。
ケイトは当時を回想し「表紙で私は鼻をすぼめているけど、あれは『豚のように鼻を鳴らして』と言われたからよ。私が『いやだ』と言っても、彼女は『それが良い感じになるのよ』と言うんだもの」と語った。
コリンとケイトは一緒に何度も仕事をしており、親友でもあった。しかしビーチの撮影では、ケイトが上着を脱がない限り『ELLE』の仕事を紹介しないと言われたそうだ。ケイトは裸になることに抵抗があり、撮影中は大泣きしていたという。だが完成した写真は素晴らしく、「私を成功へと導いてくれたし、キャリアでの変化をもたらした」と感謝を述べている。
そして18歳だった1992年には、米ブランド「カルバン・クライン」のキャンペーンモデルに起用され、俳優マーク・ウォールバーグとの下着モデルや、香水「オブセッション」の広告でヌードを披露した。
ケイトにとってキャリア初のメジャーな広告キャンペーンだったが、撮影前に激しい不安に襲われたため医師から処方された精神安定剤を服用し、フォトセッションに挑んだそうだ。
番組司会者のローレン・ラヴァーンが「キャンペーンの撮影中、自分がモノ扱いされたと感じた?」と聞くと、ケイトはこのように答えている。
「イエス。完全にね。あの頃は傷付きやすかったし、怖かったのよ。彼らはそんな私の弱さを利用したんだと思う。とても若くて無邪気だったから、カルバンも気に入ったのね。」
画像は『Kate Moss Agency 2022年1月16日付Instagram「Happy Birthday Kate」、2020年9月7日付Instagram「Welcoming in a new #archiveseries where it all began.」、2022年6月27日付Instagram「@Mario_Sorrenti, 1993」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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