【芸能】吉田拓郎「お前デザイナーになれ」…篠原ともえ 10代のときに背中を押してくれた言葉「拓郎さんは未来の私を予想した唯一の人」 │ 芸能ニューストレンディまとめ

【芸能】吉田拓郎「お前デザイナーになれ」…篠原ともえ 10代のときに背中を押してくれた言葉「拓郎さんは未来の私を予想した唯一の人」

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」。6月26日（日）の放送では、篠原ともえさんをゲストに迎えて、お届けしました。

篠原さんは、1995年に歌手デビューし、原色を基調としたオリジナリティあふれるド派手なファッションで「シノラーブーム」を巻き起こし、バラエティを中心に大活躍。芸能活動だけに留まらず、衣装デザイナーとして創作活動に励み、松任谷由実さんのコンサートツアーや嵐のドームコンサートなど、名立たるアーティストのコンサート衣装を手がけるなど、マルチに活躍しています。

シノラー時代も衣装やアクセサリーを自分で作っていたそうで、「当時90年代のテレビの世界ってものすごくカラフルで。そこに“どういった洋服が合うかな？”と思って、10代・20代のときは本当に好きな服を着て、自分自身をデザインしているような感覚でメディアに出ていたんですよね」と振り返ります。

もともとファッションが好きだったことから、デザイン学科のある高校に進学し、文化女子大学短期大学部服装学科ファッションクリエイティブコース・デザイン専攻卒ということで「“洋服はいつかやりたいな”と思いながら、メディアの世界で仕事をしていましたね」と篠原さん。

現在、当時の夢を体現している篠原さんにとって、「実は、吉田拓郎さんは未来の私を予想した唯一の人」と打ち明けます。17歳のときに音楽バラエティ番組「LOVE LOVE あいしてる」（フジテレビ系）で共演したのをきっかけに、今でも「拓郎さんは親友」と話す篠原さん。

そして今回、篠原さんには“今、手紙を書きたい人”に宛てた手紙を書いてきてもらいました。それは、拓郎さんに宛てた手紙で、「最近、またさらに仲良くなったんですよ！普段はメールが多いので、お手紙を書いてきました」と話し、自ら朗読。その手紙では、当時10代で将来の夢も定まっていなかった篠原さんに、拓郎さんが「篠原の洋服を見ていると、何だか僕まで楽しい気持ちになるんだよ。篠原、お前デザイナーになれ」と言ってくれたことや、そのときの心境などが綴られていました。

あらためて、「拓郎さんは、はっきりと『篠原、お前デザイナーになれ』って10代のグルグルしていた私に言ったんです。そんな人は拓郎さんだけでしたね」と篠原さん。バラエティで活躍していた当時は「自分の衣装を作るのは“すごく楽しいな”と思っていたんですけど、まさか他の人の洋服をデザインするなんて思ってもいなかったし、できないと思っていた」と振り返ります。

拓郎さんからの思いがけない言葉に、篠原さんが「できませんよ、そんなの」と返すと、拓郎さんからは「ダメだ。自分が持っているアイデアや才能というのは、いろいろな人に配らなきゃダメなんだよ。だから、思いついたいいアイデアは全部誰かにあげなさい」と言われたそう。

これに篠原さんが「『じゃあ、拓郎さんは（それを）やっているんですか？』って言ったら、『俺はいい曲ができたらどんどん人に届けて、みんなに歌ってもらうよ。俺はそういうふうにしてきたから、篠原もそうやるんだよ』って。だから最初に松任谷由実さんの衣装を手掛けることが決まったときに、誰かに自分のアイデアを届ける初めての大きい仕事だったので、“あっ、拓郎さんが言っていたのはこれだ！”と思って。『ユーミンさんの衣装をデザインすることになりました！』って拓郎さんに言ったら『ほらね』って、本当に喜んでくれた」と2人のやりとりを明かしてくれました。

篠原ともえさん

なお、KinKi KidsがCDデビュー25周年を迎える7月21日（木）、特別番組「LOVE LOVE あいしてる　最終回・吉田拓郎卒業SP」（20:00～21:54放送・フジテレビ系）として5年ぶりに一夜限りの復活をすることが発表され、話題となっています。

拓郎さんは、今回で最後のテレビ出演との意向を示しており、「拓郎さんは、今年の夏にアルバムを出すんですけど、それを音楽人生最後のアルバムにするとおっしゃっていて。それと同時に、最後のテレビは『LOVE LOVE あいしてる』でKinKi Kidsのみんなと届けたいということで。これから収録するんですけど（※当番組放送後の6月28日（火）に収録済み）。最後のアルバムは『ah-面白かった』（6月29日（水）リリース）という作品なんですけど、そのアルバムのアナログジャケットは『篠原と一緒に作りたい』と言って、デザイン画を描いてくれて。その世界観をディレクションするお仕事を、まさに今やっているところなんです。拓郎さんは、絆をすごく大切にする人ですね」としみじみと語りました。